2025年大河ドラマ『べらぼう』に出てきた「さいけん」とは何のことなのか話題になっています。

今回は、
大河ドラマ『べらぼう』に出てきた「さいけん」とは何のことなのか
について調査していきます。
【大河ドラマべらぼう】さいけんが話題
2025年大河ドラマ『べらぼう』に何度も出てきた「さいけん」とは何のことなのか話題になっています。
『べらぼう 〜蔦重栄華乃夢噺〜』は、2025年1月5日から放送が始まったNHKの大河ドラマです。
江戸時代後期の出版業者であり文化人でもあった蔦屋重三郎(通称:蔦重)の生涯を描いています。
蔦重が「さいけん」が作る描写がありますが、「さいけん」とは何を指しているのか疑問に思う視聴者が多くいるようです。



【大河ドラマべらぼう】さいけんとは
『べらぼう』に何度も出てきた「さいけん」とは、
吉原細見(よしわらさいけん)のことで、江戸時代に発行されていた吉原遊郭のガイドブックです。
吉原は江戸幕府公認の遊郭(現在の東京・台東区)で、格式高い遊女屋が並ぶ特別なエリアでした。



吉原細見の内容
「吉原細見」には、主に以下のような情報が掲載されていました。
- 遊女屋のリスト:店の名前、所在地、特徴
- 遊女の名前とランク:高級遊女(太夫、花魁)から一般の遊女まで
- 料金やシステム:遊興のルールや価格帯
- 地図や案内:吉原への行き方や見取り図
- 風俗や流行の情報:最新の遊び方、吉原の習慣
現代でいう「ナイトスポットのガイドブック」に近いもので、遊郭を訪れる人々(主に武士や町人)が利用したようです。



吉原細見は現在も見れる
吉原細見は、美術館や古書店などに現存されており、見ることができます。
住所:愛知県西尾市亀沢町480
営業時間:9:00~17:00
定休日:月曜日
また、「国立国会図書館デジタルコレクション」でも登録をすると昔の書物を全ページ、無料で読むことができます。



まとめ
今回は、【大河ドラマ】べらぼうのさいけんって何?債券ではなく吉原細見のことだった!についてまとめました。
「さいけん」とは吉原細見(よしわらさいけん)のことで、江戸時代に発行されていた吉原遊郭のガイドブックです。
遊女の評価や人気の移り変わりも記載されており、ランキングのような役割も果たしていたようです。
現存する吉原細見の写本や復刻版もあり、江戸時代の遊郭文化を知る上で重要な史料の一つとされています。