2025年9月現在「+1(855)〜」から始まる番号からの着信が増えていると報告されています。
実際に、スマホに着信があり、出られず留守電を再生したら怪しい内容が…という声も多数ありました。
今回は、
- +1(855)から始まる番号はどこの国からなのか
- 留守電を聞くだけでも料金はかかるのか
について調査していきます。
+1(855)から始まる番号からの着信が話題
2025年9月現在「+1(855)〜」から始まる番号からの着信が増えていると報告されています。
実際に電話に出られた方の報告によると、
「成田空港です。あなたの名前入りの遺失物があり、取り扱いについて……」
という成田空港からを装う電話だったそうです。
受信者は最近成田空港を利用したので一瞬「え?」と思ったそうですが、持ち物に名前なんて書いていないということで即切断したそうです。
+1(855)はどこの国なのか
+1は北米地域を表す国番号です。
対象の国は以下のとおりです。
- アメリカ合衆国(USA)
- カナダ
- 一部のカリブ海諸国(グアムやプエルトリコなども含む)
また市外局番855は、北米地域のフリーダイヤル番号です。
日本でいう「0120」や「0800」と同じように、通話料無料でかけられる番号です。
本来は正規の企業やサービスでも使われていますが、近年は詐欺グループがこの番号を偽装して発信するケースが増えていると言われています。
留守電を聞くだけで料金は発生するのか
留守電を聞いただけでは料金は発生しません。
留守電メッセージを再生する行為は「通信」ではなく、端末内での音声再生だからです。
料金が発生するのは、こちらから折り返したり、相手が指定した番号に発信した場合です。
折り返し電話をかけると危険な理由
詐欺グループは、折り返しさせて高額な通話料を取る手口を使う場合があります。
- 北米フリーダイヤルと見せかけ、実際には海外プレミアム通話(国際課金)に繋がる番号に誘導される
- 音声ガイダンスで個人情報を入力させる
- クレジットカード番号やパスポート番号などを聞き出される

+1(855)から始まる番号の対処法
+1(855)から始まる番号の対処法は以下のとおりです。
- 電話に出ない
- 折り返し電話をしない
- 着信拒否設定をする



+1(855)から始まる番号の対処法①:電話には出ない
+1(855)から始まる番号の対処法1つ目は【電話には出ない】です。
詐欺電話や自動音声ガイダンスは、通話に出るだけで相手に「この番号は使われている」と伝わることがあります。
結果、他の詐欺番号からの着信が増えることも考えられます。
心当たりのない番号、特に +1(海外発信)や見慣れない番号は出ないようにしましょう。
+1(855)から始まる番号の対処法②:折り返し電話をしない
+1(855)から始まる番号の対処法2つ目は【折り返し電話をしない】です。
折り返すと、高額な国際電話料金が発生するケースがあります。
相手に 「この番号は有効だ」と認識され、さらなる詐欺被害につながることも考えられます。
もし不安なら、公式サイトの電話番号に自分から連絡すると安心できると思います。
+1(855)から始まる番号の対処法③:着信拒否を設定する
+1(855)から始まる番号の対処法3つ目は【着信拒否を設定する】です。
不審な番号を見たら、すぐにブロック登録しましょう。
iPhoneの場合は以下の手順です。
-
「電話」アプリを開く
-
履歴一覧から該当番号の「i」マークをタップ
-
下にスクロールして「この発信者を着信拒否」を選択
Androidの場合は以下の手順です。(機種により若干異なります)
-
「電話」アプリを開く
-
該当番号を長押し or 右上の「︙」メニューをタップ
-
「番号をブロック」や「着信拒否に追加」を選択
まとめ
今回は、+1(855)から始まる番号からの着信はどこの国から?留守電を聞くだけでも料金はかかるのかについてまとめました。
-
+1(855)は北米のフリーダイヤル番号
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留守電を聞いただけで料金はかからない
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折り返しや個人情報提供は絶対NG
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しつこい場合はブロック推奨
最近はAI音声を使った詐欺も増えていて、リアルな声で信用させてくるケースもあります。
「怪しいと思ったら即切る」これが一番の防御策です!