2025年3月から再放送が始まり話題を呼んでいる、NHK朝ドラ「チョッちゃん」。
5月19日放送の第49話では、ヒロイン・蝶子の叔父「野々村泰輔」役が、川谷拓三さんから前田吟さんに交代したことが話題になっていました。
今回は、
「チョッちゃん」で川谷拓三さんが前田吟さんに交代した理由
について調査していきます。
朝ドラ「チョッちゃん」川谷拓三が怪我で交代
2025年3月から再放送が始まり話題を呼んでいる、NHK朝ドラ「チョッちゃん」。
主演は古村比呂さんで、黒柳徹子さんの実母・黒柳朝さんをモデルにした心温まるストーリーが展開されています。
5月19日放送の第49話では、ヒロイン・蝶子の叔父「野々村泰輔」役が、川谷拓三さんから前田吟さんに交代しました。
川谷拓三さんは他番組の撮影中にケガをしてしまい、続投が不可能になってしまったそうです。
SNS上では視聴者の戸惑いや残念がる声が多く見られました。
川谷拓三はどんな怪我をしたのか
川谷拓三さんは、腰の骨を骨折する重傷を負い、全治3か月の大ケガだったそうです。
3月31日に民放のTV番組収録中、腰骨を骨折し、全治3か月を要する事故にあったとのことです。
川谷さんは、入院もされていたそうです。
野々村泰輔の代役に抜擢されたのは前田吟
泰輔役を引き継いだのは、朝ドラ・大河などでおなじみの前田吟さんでした。
前田吟さんは交代にあたってインタビューでこのように話されていました。
「川谷さんとは親しい仲だけに、やりにくい部分もありますが、自分なりにがんばります」
違和感なくキャラクターを継承し、安心感のある存在感を見せています。
とはいえ、川谷拓三さんのちょっとクセのある、でも憎めない叔父さん像にハマっていたという声も多く、「もっと見たかった…」という残念の声は根強いですね。
実は別作品でも降板歴があった
川谷拓三さんには過去にも降板の噂があります。
それが伊丹十三監督の映画『マルサの女』です。
撮影準備段階での不機嫌な態度が問題視され、監督が「これでは映画が進まない」と判断し、急遽大地康雄さんに差し替えられたといいます。
この件は伊丹十三さんの制作日誌にも記載されており、信ぴょう性は高いようです。
川谷拓三のプロフィール
川谷拓三さんが一気に注目を浴びたのは、1973年公開の深作欣二監督による東映実録路線の金字塔『仁義なき戦い』でした。
大部屋俳優として無名時代が長く、脇役専門だった川谷さんですが、この映画で演じた「小心者ながらもクセの強いヤクザ」がリアルだと話題になりました。
以降、実録映画の顔として多くの作品に出演し、独特の存在感を放つ俳優として確固たる地位を築きました。
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『黄金の日日』(1978年)
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『山河燃ゆ』(1984年)
このように、シリアスな歴史ドラマでも高い評価を得ており、単なる個性派ではなく演技力のある実力派であることを証明しました。
1990年代に入ってからは肺がんを患い闘病。
仕事をセーブしながらも出演を続けましたが、1995年12月22日、わずか54歳でこの世を去りました。
死後もなお、哀愁あるその演技と影のある味わい深さで多くの俳優や映画ファンに影響を与え続けています。
息子・仁科貴も俳優
川谷拓三さんの息子、仁科貴さんも俳優として活躍されています。
今では名脇役としてドラマ・映画に多数出演しています。
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『アウトレイジ』シリーズ
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NHK連続テレビ小説『オードリー』(2024年再放送時には中山晋八役)
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『相棒』や『遺留捜査』などの刑事ドラマ
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近年ではNetflix作品や舞台でも活躍中
目つきや雰囲気が川谷拓三さんにそっくりと話題になることもありました。
まとめ
今回は、川谷拓三がチョッちゃんを怪我で降板!全治3ヶ月の腰骨折だった!についてまとめました。
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川谷拓三さんは、昭和の実録映画やNHK大河ドラマに欠かせない俳優。
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バイプレイヤーとして、個性・存在感・演技力の三拍子が揃った逸材。
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ケガでの降板や病気による早逝は残念ですが、その演技は今も人々の記憶に。
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息子・仁科貴さんがその意志を受け継ぎ、現在も俳優として第一線で活躍中!
昭和の名優・川谷拓三さん。再放送やリバイバルで再び注目が集まる今、改めてその功績に拍手を送りたいですね。