2024〜2025年にかけて、健康保険証の廃止とマイナ保険証への移行が大きく進んでいます。
しかし、「まだマイナンバーカードを作っていない」という人も多く、
資格確認書がいつ届くのか?
マイナカードが無いと将来は無保険になるのか?
と不安を感じている方は少なくありません。
この記事では、読者が混乱しやすいポイントを分かりやすく整理して解説します。
資格確認書とは
健康保険証の廃止後、マイナンバーカードを保険証として登録していない人に対して発行されるのが資格確認書です。
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健康保険証と同じように保険資格を確認するための書類
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医療機関で提示すれば、これまで通り保険診療が受けられる
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マイナカードが無くても誰でも取得できる
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有効期限があり、必要な場合は 更新される
つまり、マイナカードを持っていない=医療が受けられないというわけではありません。
資格確認書の有効期限は2029年12月1日までなのか
会社の健康保険組合や自治体から
「資格確認書の有効期限は2029年12月1日まで」
と案内されているケースがあります。
これを見て、
と勘違いしやすいですが、これは誤解です。
健康保険の資格はカードの有無と関係なく継続
健康保険料を支払っている限り、加入資格が消えることはありません。
期限が近付けば、新しい資格確認書が発行される仕組みのようです。
あなたが挙げている推測どおり、
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2029年が近づいたら
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保険者(健保組合や自治体)が
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新しい資格確認書を郵送する
という運用が続くと考えられます。
マイナンバーカードが無いと健康保険料は徴収されなくなるのか
マイナンバーカードが無いと健康保険料は徴収されなくなるということはありません。
健康保険料は、以下のように「加入資格」によって決まります。
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職場の健康保険 → 給料から天引き
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国民健康保険 → 住民税情報などを基に自治体が決定
マイナンバーカードの所有は関係ありません。
カードを持っていなくても、保険料は通常通り徴収されます。
そして資格確認書を使えば普通に保険診療を受けられます。
資格確認書が届かない
制度移行時期のため、
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印刷・郵送業務の混雑
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自治体ごとの処理スピードの差
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郵便事情
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住所変更の反映遅れ
などが理由で、資格確認書の到着が周りの人より遅れることがあるようです。

資格確認書が届かない場合はどうすれば良いのか
資格確認書が届いていない場合は、加入する保険者(健康保険組合・協会けんぽ・自治体の国保)に問い合わせるのが良いと思います。
確認できることは以下の通りです。
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すでに発送されているか
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郵便物が返戻されていないか
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住所に問題がないか
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必要であれば再発行



まとめ
マイナンバーカードがなくても保険診療は受けられる
→ 資格確認書があるから大丈夫
期限が切れる前に新しい資格確認書が発行される
→ 2029年以降も“無保険扱い”にはならない
健康保険料はこれまで通り徴収される
→ カードの所有とは無関係
資格確認書が届かない場合は保険者に問い合わせればOK
→ 発送状況や再発行を確認可能
制度が変わる時期はどうしても不安が大きくなりますが、基本的な“保険の仕組み”は何も変わりません。
「マイナカードがないと医療が受けられない」ということはありませんので、安心してください。







